庚申塔(こうしんとう)・道祖神(どうそじん)
庚申塔とは、庚申信仰に基づき造立されたもので、60日に一度の庚申(かのえさる)の夜に眠ると、
人間の体内にいる三尸(さんし)という虫が体から抜け出し天帝に罪を告げに行くので、
その夜は寝ずに夜明けを待つという、主に男性が信仰していたものです。
江戸時代に大流行したそうです。
右側明治7年(1874年)、中央大正12年(1923年)、左側平成5年(1993年)のものです。
道祖神とは、村の境界や峠、道の分岐点などに祀られ、外来の疫病や悪霊を防いでくれる神様です。
村に悪霊や邪神が忍び込まず、五穀が実り、子孫が繁栄するようにと道祖神を祀りました。