拝殿前の狛狐

狛狐(こまぎつね)は、稲荷大神のお使いとされているきつねです。

野山に生息するきつねではなく、稲荷大神と同様に目に見えない透明の白狐(びゃっこ)です。

大昔、私たちのご先祖様は、きつねを神聖な動物として捉えていました。

きつねは、農事が始まる春先から秋の収穫期にかけて里に降りて姿を現し、穀物を荒らすネズミを捕食するなどして穀物を守り、収穫が終わるころに山へ戻っていくため、農耕を見守る稲荷大神のお使いと考えられていました。

向かって右側の狛狐。

玉(宝珠)を抱えています。

向かって左側の狛狐。

鍵を抱えています。

左右一対により玉鍵信仰を表しています。

平成27年(2015年)10月、鎮座150年祭記念として奉納。