拝殿

明治2年(1869年)10月、京都の伏見稲荷大社よりご分神五柱を勧請したのが、初富稲荷神社の始まりであります。

伏見稲荷大社では、五穀を司るとされる宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)を主な祭神とし、それ以外にも、佐田彦大神(さたひこのおおかみ)、大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)、田中大神(たなかのおおかみ)、四之大神(しのおおかみ)を祀っており、合わせて「五柱の神」と称されています。

この「五柱の神」の総称を稲荷大神と呼んでいます。

拝殿。

拝殿内は最大で48名分のスペースがあります。

団体祈願などにもお使い頂けます。

しめ縄は、神様がいらっしゃる神聖な領域である「常世(とこよ)」と、私たちの住む世界である「現世(うつしよ)」を分ける印を意味します。

境界を作ることで神域に不浄なものが入り込むことを防ぎ、神様をお守りしているのです。

しめ縄に付いている白い紙を「紙垂(しで)」といいます。

しめ縄と同じく清浄で神聖な場所を示す印とされ、豊作をもたらす雷(稲妻・稲光)を表しているという説もあります。

賽銭箱の上に吊り下げてある鈴は「本坪鈴(ほんつぼすず)」と呼ばれています。

神社で鈴を鳴らす意味は様々あります。

1 参拝者に神様を敬う気持ちを起こさせる。

2 参拝者に憑いている邪気を祓い清める。

3 参拝者と神様をつなげる(神様をお招きする)。

鈴を鳴らす回数やタイミングに決まりはありませんが、優しくゆっくり鳴らしてください。

本殿。

神様がいらっしゃる場所です。

社額。

年に2回御扉(みとびら)が開閉します。

本殿の扉を御扉(みとびら)と言い、御扉には鍵が掛かっています。

年に2回、春と秋の例大祭の式典の中で、宮司が御扉を開閉します。

御扉には「ギリ戸」という独自の音を出す構造があり、御扉の開閉時に「ギギギィ」という神々しい音が鳴るようになっています。